米中対立の激化、EU環境規制の本格適用、そしてサプライチェーンの構造転換。 2026年、日系企業の貿易実務は前例のない複雑性に直面しています。 本サイトでは、実務担当者が「今、何をすべきか」を判断するために必要な規制情報と、 DXによる対応策を提供します。
日系企業の貿易実務に直接影響する3つの規制領域を継続的に追跡。 各トピックの緊急度とビジネスインパクトを明示しています。
2026年2月24日、中国商務部は第11号・第12号公告で三菱重工、IHI等20社を輸出管理コントロールリストに、 さらに20社を注視リストに追加。対象企業への中国原産デュアルユース品の輸出が原則禁止され、 第三国経由の再輸出も規制対象。
2026年1月6日、商務部公告2026年第1号にて日本の軍事ユーザー・軍事用途向けの 全デュアルユース品目の輸出を即日禁止。レアアースを含む広範な品目が対象となる可能性。 改訂版規制品目リストは168ページ、数千品目に及ぶ。
2026年2月20日、米連邦最高裁がIEEPAに基づく相互関税を違憲と判断。 直後にトランプ政権は1974年通商法122条を根拠に全世界一律10%追加関税を発動。 2月24日発効、7月24日までの150日間の時限措置。15%への引上げの可能性あり。
自動車・同部品に25%の追加関税(日米合意によりMFN含め15%に引下げ済)。 鉄鋼・アルミニウム・銅・木材に25%。半導体・医薬品にも232条調査進行中。 分野別関税はIEEPA違憲判決の影響を受けず継続。
2026年1月1日よりCBAM本格適用。鉄鋼、アルミ、セメント、肥料、電力、水素の輸入者に CBAM証書の購入義務。EU-ETS無償排出枠は2026年から段階的に2.5%削減、2034年全廃。 オムニバス簡素化パッケージ(2025年10月発効)で手続き一部緩和。
欧州委員会は2025年末までにCBAM適用範囲の見直し報告書を提出。 有機化学品、ポリマー(プラスチック)、さらに鉄鋼・アルミの川下製品(自動車部品、機械製品) への拡大が有力候補。2030年までにEU-ETS全セクターへの拡大が目標。
今年の主要な規制イベントを時系列で整理。対応準備のマイルストーン設定にご活用ください。
2026年3月時点で発動中の主な米国追加関税措置。複数の根拠法に基づく関税が累積適用される点に注意。
| 措置 | 根拠法 | 対象 | 税率 | 状況 |
|---|---|---|---|---|
| 一律追加関税 | 通商法122条 | 全世界(一部品目除く) | 10%(MFN税率と合算) | 発動中 |
| 自動車・同部品 | 通商拡大法232条 | 全輸入自動車・部品 | MFN含め15%(日米合意) | 発動中 |
| 鉄鋼・アルミ・銅 | 通商拡大法232条 | 全輸入鉄鋼・アルミ・銅 | 25% | 発動中 |
| 半導体 | 通商拡大法232条 | 半導体製品 | 未定 | 調査中 |
| 医薬品 | 通商拡大法232条 | 医薬品 | 未定 | 調査中 |
| デミニミス撤廃 | 大統領令 | 全世界・全品目 | 800ドル以下免税の撤廃 | 発動中 |
規制の複雑化に人力で対処し続けることは限界があります。 テクノロジーによる自動化・可視化が、コンプライアンスとオペレーション効率の両立を可能にします。
取引先・品目が各国の規制リスト(中国管理制御リスト、米国EAR/SDN、EU制裁リスト等)に該当するかを、 受注・発注時点で自動判定。人的確認工数を90%削減。
HSコード別の累積関税率を自動計算し、調達先・輸送ルート変更時のコスト影響をリアルタイムで可視化。 関税率変動シナリオ分析を支援。
CBAM対応に必要な製品別CO2排出量の算定を自動化。 サプライヤーからの排出データ収集、EU報告フォーマットへの自動変換まで一気通貫。
部品・素材レベルでの原産国・加工国を追跡。USMCA原産地規則充足率や、 中国原産品混入リスクの自動検知を実現。
インボイス、パッキングリスト、原産地証明等の貿易書類の作成・照合を自動化。 通関手続きの迅速化とヒューマンエラーの排除。
全取引の規制適合状況をリアルタイムで一元管理。 リスクスコアリングによる優先対応の判断支援、監査証跡の自動記録。
規制対応の自動化から、サプライチェーン全体の可視化まで。
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